ペットのお墓はどうすればいい？

飼い主のニーズに応えるために、ペットのお墓の種類が増えてきています。自分の所有地を持っている場合は、自宅の庭に埋葬しても問題ありません。ただし、自分の所有地ではないところに埋葬すると、不法投棄にあたるので注意が必要です。自宅にお墓を作る際は、動物に掘り起こされたり雨などで埋葬した場所がむき出しになる可能性を考えておきましょう。

少し前までは自宅にお墓を建てる人が多かったですが、近年ではペット用霊園を利用する方も少なくありません。火葬炉からお別れ室、納骨堂など人間と同じ設備が整えられており、家族の一員として埋葬することが可能です。人とペットが一緒に遺骨を納められる施設も増えています。基本的に仏教では、人間と動物が同じお墓に入ると供養できないとされているため、同じ霊園で違う区画に納骨するといった霊園が基本です。

しかし、「同じお墓に入りたい」という現代のニーズに合わせて、ペットと一緒に埋葬してもらえる霊園も増えています。基本的には民営霊園で、一緒の区画に墓石を立てて入ったり、樹木葬墓地に一緒に入れるようになっているのでおすすめです。なお、樹木葬墓地では、遺骨の周辺に植えた樹木を墓標とします。本格的な墓石を建てるよりリーズナブルなので、ペットと一緒に入る際にもおすすめです。

動物を火葬してもらった後に、海洋散骨する方法もあります。海洋散骨を行う場合は、専門業者に依頼するのが一般的です。船の上で簡単なセレモニーを行ってくれるなど、業者によってさまざまなサービスが提供されています。